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nexdsd JAPAN 性分化疾患:家族のためのハンドブック

Consortium on the Management of DSDが発行している「性分化疾患:家族のためのハンドブック」の翻訳など、性に関する様々な体の発達状態を持つ人々と家族の方々をサポートできる情報をお送りします。

(9)人生を、共に。


 この章を読まれると、性分化疾患の子どもを持つことで、なんてたくさんの試練に立ち向かわなきゃならないんだとお感じになっているかもしれませんね。でも、これは覚えておいてください。どんな親でも、たくさんの試練に立ち向かわねばならないし、どんな子どもの親でも、たくさんのことを理解していかねばならず、子どもを支えていくには他の人の助けを必要とするのは、当たり前のことなのだということを。

 ここで私たちが挙げた、お子さんとの特別な会話は全て、皆さんにとって大きな重荷に思われることでしょう。でも、こういう会話をしていくことで、むしろ大切なこと、つまり、信頼のできる、オープンな、愛情を持った関係をお子さんと築き上げていくいくことができるのです。ご自身の人生の中でも、本当に大きな問題を今お子さんと話しているのだと、皆さんその時にはお気づきになるかもしれません。他の親御さんは決して体験しないようなことを。それは大変なことでしょう。けれども、皆さんにはなんとかそれを乗り越えていただきたいのです。親御さんが誠実に、オープンに、愛情を持って、繰り返し話をしてきた性分化疾患を持って大人になった人たちは、親御さんと本当に固い絆を結んでらっしゃいます。そして、自分自身の人生を自信を持って有意義に歩んでらっしゃるのです。