nexdsd JAPAN 性分化疾患情報サイト

体の性の様々な発達(性分化疾患)に関する情報を発信します。

こころの性とからだの性についての質問(3)

Q:もし子どもが、判定された性別とは違うと言った場合はどうすればいいのですか?

A:ほとんど全ての子どもは、「反対の性別」によく見られるようなものごとに興味を持つことがたまにあります。性分化疾患を持つ子どもの中には、そのような傾向が平均よりも高い子どももいます。そして性分化疾患を持つ子どもの親御さんは、ご自身のお子さんの人とは少し違った体の成長のありようを先に知っているために、そのようなことに気がつきやすくなっているということもあります。

 性分化疾患を持つ子どもは、男の子で、たとえ普段女の子っぽく見えるように振舞っていても、女の子で普段男の子っぽく見えるように振舞っていても、生まれた時に判定された性自認のままの方が大多数です。お子さんがそういう振る舞いをするからと言って、息子さんや娘さんが間違った性別だったということにはならないのです。このことについては、第2章をご覧ください。

 稀ではありますが時に、息子さんや娘さんが、生まれた時に判定された性別とは違う性自認を一貫して主張することがあります。もしこのようなことが起きたら、たいていの場合かなりはっきりしたものになるはずです。子どもはかなり強い調子で「僕は男の子なんだよ!」「私は女の子なの!」と言ったりするかもしれませんし、自分が呼ばれたいと思う新しい名前を言ったりしてきます。間違って決められたと感じている子どもは、理解されてないと感じていたり、混乱しているのでしょう。

 もしお子さんの性別が間違っていたと感じられることがある場合は、担当のお医者さんに、性自認の問題についての子ども支援が専門の児童心理学者や児童精神科医を紹介してもらいましょう。そして皆さんの疑問・関心を専門家と話し合い、どうすればお子さんを支えていけるか考えていってください。子どもはたぶん今判定されている性別じゃないのではとお考えの場合は、たとえ遠方でも、この領域の経験豊富な専門医の元で性別の再決定を行うようにしてください。

 そういうお子さんは、やっと自分の感じていることと周りが思っていることとが合致したと感じますので、性別を再決定することで安心感を得ることが多いのですが、ご両親はお子さんの性別の再決定をストレスに感じられることが多いようです。これは、ご両親のアイデンティティも同時に変化するからです。社会的性別がまだはっきりしなかったり、訂正したりするお子さんを支えていくご両親は特に、同じ疾患を持つ子どものご両親や、そのような方が集まるサポートグループ、メンタルヘルスの専門家にを探して、ご自身の不安を鎮められるようにしていって下さい。大事なことなのでよく覚えておいてください。お子さんと同じように、皆さんもサポートとケアを受けていいのです!