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nexdsd JAPAN 性分化疾患:家族のためのハンドブック

Consortium on the Management of DSDが発行している「性分化疾患:家族のためのハンドブック」の翻訳など、性に関する様々な体の発達状態を持つ人々と家族の方々をサポートできる情報をお送りします。

やるべきこと・やってはいけないこと

やるべきこと・やってはいけないこと

 まずご両親自身が、ご無理はしないでください。飛行機のフライトアテンダントも、「緊急時には、子どもよりも前に、まず親御さんが酸素マスクを装着してください」と言うのと同じです。まずはご両親、自分自身のこころの状態を気遣ってください。臨床心理士を探すのもいいですし、患者会などのピアサポートにつながるのもいいでしょう。自分自身のことを考える時間を数時間取るために、友達や親戚の方にお子さんを少し預けるだけというのでもいいです。お子さんと同じように、皆さんも自身のことも気遣っていっていいのです。
   

  • 息子さんや娘さんの性分化疾患についてのお子さんの疑問には、すべて答えるようにしてください。正直に簡単に答えてあげてください。もし分からないことがあれば、担当のお医者さんに質問してください。
  • お子さんや、近い親戚の方、信頼できるご友人には正直に話をするようにしてください。本当のことや皆さんのお気持ちを閉じたところに閉じ込めておいても、良いことはありません。それと同時に、お子さん自身のプライヴァシーを尊重することも重要です。息子さんや娘さんが、今は言わないで、あの人には言わないでと頼むことがあれば、それを大切に尊重してください。
  • お子さんに、お子さんの性分化疾患のことを話すのは、息子さんや娘さんの希望に応じてにしてください。
  • お子さんの性分化疾患のことを、お子さんと自由に話せる時間を作るようにしてください。
  • もし可能なら、お子さんが、性分化疾患のことを熟知し、経験のあるメンタルヘルスの専門家(臨床心理士や精神科医、ソーシャルワーカーなど)と話ができる機会を時々作ってあげてください。
  • 性分化疾患を持った他の子どもと出会える機会を作ってあげてください。ピアサポートグループは、日本でもいくつか体の状態ごとに活動されているグループがあります。
  • 息子さんや娘さんの性分化疾患の医療履歴については、どんなことも誤魔化したり嘘をつかないようにしてください。
  • お子さん自身が自分でそうだと思う性別とは、逆の性別に無理やりしようとしないでください。
  • もし息子さんや娘さんが、誰かに嫌なことを言われたりされたりすることがあるようなら、必ず皆さんに相談するよう伝えておいてあげてください。
  • お子さんの外性器や他の体の状態に対して、「異常」という言葉は使わないでください。
  • お子さんに無理やり頻繁に、性分化疾患の話を強要することはしないでください。この問題について話せる安全な時間・空間(病院や患者会など)が与えられている時でもです。お子さんが話をしたくないと思う時にも、ずっとこの話ばかり取り上げるのは、逆に問題をこじれさせます。
  • お子さんの成長に応じて、息子さんや娘さんの持っている性分化疾患について、学んでいけるよう励ましてあげてください。